フレンドリープラザのこの1年~日誌から拾い書き
更新日:
川西町フレンドリープラザ この1年
無事に年内の行事を終了できたことに感謝します。
ご来館いただいたみなさま、ほんとうにお世話になりました。
来年もよろしくお願いいたします。どうぞ良いお年をお迎えください。
2023年1月
・4日 除雪して入館、雪との闘いで新年の幕開け。
・8日 今年初の「気まぐれブックカフェ」オープン。本とコーヒーが好きな女性グループが不定期であるが、土日にカフェを開いてくださる。いつも笑顔で美味しいコーヒーに感謝する。
・11日 今年最初の「ぐるりウォーク」。30人から40人の参加者がホール、図書館を30分ウォーキング。町民の運動不足解消に役立つプラザでもある。
・15日 置賜農業高校演劇部壮行激励公演、「テーマの行方」。たった4人の演劇部員で東北大会に出場。大勢のOB、OGが大きな拍手を送る。
・17日 ワクチン接種がロビーで開始。12月まで続いた。
・18日 第9回吉里吉里忌の受付開始。小泉今日子が出演とあって朝から電話、来館、メール、ファックスが大殺到。10:30で申し込みを締め切る。
・25日 大寒波襲来。
・29日 ロビーピアノに長井市の高校生が申込み1時間弾く。かなりの腕前。コロナになり独学でマスターしたという。
・31日 井上ひさしの書斎開設打合せ。
2023年2月
・11日 ロビーにて岡林立哉「馬頭琴コンサート」。コンサート冒頭に朗読倶楽部「星座」のゆめちゃんに「スーホの白い馬」を朗読してもらう。真冬にもかかわらず72人の入場。終わって山里菜で打上げ。
・21日 スノードームに雪貯蔵完了。
・26日 「プラザのピアノ時間」。
2023年3月
・4~5日 春待ち市開催。今年は音楽イベントはお休み。
・18日 フレンドリークラシック「市川和彦リサイタル」。市川先生の甘いテノールがロビーに響き渡る。
・26日 子ども演劇教室「春夏秋冬 風に花そして雪」公演。15人の小学生、中学生の後期の定期公演。これを最後に卒業していく子どもたちも多かった。入場者89人。
・28日 井上恒研究員にNHKが取材。
2023年4月
・1日 雪囲いが撤去。いよいよ春、そして吉里吉里忌の準備が進む。
・6日 仙台市の音楽事務所から「ハラミちゃんコンサート」12月開催の打診。ほんとにプラザで、と驚く。
・9日 第9回吉里吉里忌。オープニングアクトは朗読倶楽部「星座」による「下駄の上の卵」。長編小説を20分弱の朗読劇に仕立て上げる演出家の野々下さんマジック。金平茂樹、吉岡忍、小森陽一の鼎談のあと、小泉今日子の「井上ひさしさんと私」。着券で621人、スタッフ43人で無事に終了。
・21日 太田真由美「スプリングコンサート」。スティールパン奏者の太田さんとその仲間たちによる楽しく、弾むコンサート。県内在住の若手音楽家を応援する。
・26日 翻訳家・歌人・エッセイトの岡部史さんが来館。著書11冊を図書館に寄贈。岡部さんは小学生に人気の『魔女図鑑』を翻訳。
2023年5月
・3日 川西町成人式。客席の半分でまにあうような人数。少なくなったなあ。
・6日 朝からカラスのフン掃除。天神森古墳をねじろにするカラスの軍団が毎朝駐車場にフンを落としていく。これから秋までデッキブラシでゴシゴシする日々。
・11日 小松小学校2年生のプラザ見学。若手スタッフが汗をかいて小学生の質問に答える。
・13日 子ども演劇教室開講式。指導者の佐藤マントク先生のやさしくもきびしい指導がはじまる。
・14日 プラザ寄席。いよっ、柳家喬太郎師匠の登場。全席指定にしたので余裕をもってお客さまの入場。着券で389人。大爆笑の連続かとおもいきやほろりとさせる人情噺へ。それにしてもプラザ寄席、3000円とは安い。
・19日 町の新規採用教職員研修で文庫、劇場を案内。初めてここに入った先生が大半。
・21日 レコード鑑賞会。開館時から備品としてあったレコードプレイヤー、でっかいスピーカー、アンプをロビーにセットしレコードをならしてみたら、なんと新鮮。
・28日 クリーン&グリーン作戦で、約200人のみなさんに早朝1時間の環境整備。枯葉、雑草、ゴミがきれいになくなる。
・28日 プラザの座楽vol.17はウメチギリさんの「私がちぎるワケ」。ちぎり絵作家で子ども演劇教室のダンス振付もお願いしている梅津郁子さんのトーク。
2023年6月
・1日 こまつ座公演「きらめく星座」のため白田健夫調律師によるアップライトピアノの調律。
・2日 こまつ座「きらめく星座」の仕込み。作業着を着てトラックkら大道具、装置を搬入。舞台くりを見るのはワクワクする。
・3日 こまつ座「きらめく星座」公演本番。13時開演。松岡依都美・久保酎吉・村井良大・粟野史浩・瀬戸さおり・大鷹明良等の熱演。タモリが言った「新しい戦前の始まり」を思い出す。着券で353人。
・4日 講談社全国おはなし訪問。絵本を積んだトラックが駐車場に。親子できて外の陽ざしを浴びて本を開くのはなかなかいい風景。
・6日 小松小学校の朝読書に司書が参加。
・10日 NPO法人理事会、総会。15時からウクレレ練習会。子ども演劇の練習、朗読倶楽部の稽古。
・11日 「プラザのピアノ時間」、
・14日 井上恒研究員、NCVラジオに出演。
・15日 ギャラリーにで書道グループ「墨心会」作品展。
・17日 プラザの座楽vol.18、白田健夫さんによる「調律師の仕事」。ピアノを弾く人はもちろん、ピアノに関心がある多くの方から問合せが殺到、定員を超えての入場者数。山形市からも白田さんのファンがお出でになる。ピアノという楽器の繊細さ、神秘性に触れる。49人の入場者。
・21日 県立置賜農業高校からインターンシップ生徒の受入れ、23日までの3日間。図書整理、情報発信、劇場の仕事を体験していただく。
・23日 菜の花座公演仕込み。福島県石川町から生涯学習団体20人の視察。劇場見学の後、遅筆堂文庫を中心に館内をみてもらう。井上ひさしの集めた蔵書に驚きの声。ブックスタートフォローアップがスタート。夜、第1回「大音量で聴くジャズの名盤」、11人のお客さま。
・24日 昼下りのレコード鑑賞会。ウクレレ土曜レッスン会。ウクレレにロビーにいた中学女子2名も参加。オジサンの指導に素直にしたがい、3コードを覚えて帰る。
・25日 菜の花座公演。
・30日 ジョン・コルトレーンの研究家で世界的に有名な藤岡靖洋さんが遅筆堂文庫見学。ロビーのステレオにコルトレーンのレコードを並べて歓迎。文庫書庫に井上ひさしが集めた大阪弁のマンガを見て大喜び。「来年、ここでコルトレーンの鑑賞会と解説をボクやりましょか」とのお言葉。
2023年7月
・15日 「The Battle Japan Tour 2023」コンサート。2本のアルトサックスにゲストの横澤さんも入る。本場ニューヨークのジャズに酔いしれる。エリック・アレクサンダー、「ビールが飲みたい」と注文。裏方さん、ヤマザワに走る。
・19日 「大人のための夜の図書館」。「ようこそ怖い絵本の世界へ」、絵本キュレーターの金子聡による絵本の紹介。ちょっと背筋が寒くなる本も。
・22日 退職教職員の会のみなさんのボランティア。図書館の本の整理、書棚の掃除などしていただく。
・30日 絵本作家、武田美穂さんの絵本トークライブ「ドキドキワクワク絵本の世界」。自身の作品を作家が朗読。親子で楽しんでもらう。
2023年8月
・5日~6日 プラザ朗読祭り1日目。仙台シアターラボの野々下孝さんによる構成、演出。ロビー、ステージ、野外劇場で思い思いの作品を朗読する。野外劇場では炎天下の下、、宮城県から3回連続出演の「んだっちゃけんいっちゃん」による三島由紀夫の演説シーン。有料公演は野々下さん「寺坂吉右衛門の逃亡」、清水宏「スタンダップコメディ大学~闘争的文学論」。
・5日 夏休みわくわく実験室「マジックボックスをつくろう」。
・11日 川西夏まつり。今年はプラザ駐車場は祭り関係者・スタッフの駐車場となる。トイレは一般開放。祭り開始から花火終了まで、トイレが込み合う。
・15~17日 フレンドリークリニックのため白田さん館内のピアノ4台の調律。
・18日 第25回フレンドリークリニック開講。今年はピアノ、声楽、チェロ、ヴァイオリンの4コー24
・19日 クリニック美術講座「野菜や果物を描こう」。講師は画家の出射茂さん。午後は「美術のお悩み相談室~美術ワンポイントアドバイス」。
・20日 「キッズコンサート~乳幼児・小学生のためのコンサート」。後半は、音楽に合わせて白い布に子どもたちが絵を描くという試み。出射さんが下地を描くと、子どもたちは最初かってがわからずとまどっていたものの、好きな動物やキャラクターを描きだす。
・20日 市川和彦の「声楽愛好家のためのワンポイントクリニック」が開講。はじめての催し。4日間にわたり歌の指導を受ける人たちが相次ぐ。
・21日 クリニックの音楽レッスンの前に、ロビーで受講者、役場職員等がラジオ体操。
・24日 フレンドリークリニック修了コンサート「弦楽器・合唱コース」。
・26日 フレンドリークリニック修了コンサート「ピアノ・声楽コース」。ライブスペースJamで打上げ。
・27日 ギャラリーで「村岡仁絵画展」開催。10日まで。
2023年9月
・8日 野外劇場周りの草むしり作業。夜、「大音量で聴くジャズの名盤」。
・5日 櫛引町生涯学習センターの一行が視察。随行は劇作家の池田はじめさん。冷房が持つか不安な日々がはじまる。
・9日 午前、小松地区敬老会。午後ロビーで「井上ひさしが集めたレコードを聴く」。解説は井上恒文庫研究員。印象的なレコードはロッテ・レーニャが歌う「三文オペラ」。
・10日 スノードームの雪が残りわずかとなる。電気冷房にするための機器点検、修繕作業を依頼する。
・12日 山形新聞に「雪冷房が危機」との記事掲載。朝日新聞からは電話取材。NHK等テレビからの取材依頼相次ぐ。
・15日 仙台から業者、電気冷房の点検。一時異常発生したが、なんとか稼働、ほっと人安心。
・16日 一箱古本市ブックイベント。ステージで南陀楼綾繁(編集者・ライター)、鴨志田浩(大宅壮一文庫事務局次長)、井上恒(遅筆堂文庫研究員)の鼎談「雑誌で時代を読む」。
・17日 一箱古本市、コロナ前の方法で開催。天気に恵まれ多くの出店者とお客様。野外ステージではオカリナ、ウクレレによる賑わいを演出。打上げ2次会まで。
・19日 「LEW TABACKIN TRIO 2023」ロビーで開催。主催者は山形駅前のジャズ喫茶マスターの相澤さん。ルー・タバキンさん、80歳を超えているとは思えない、豪放で自在なサックス演奏、高橋信之介の軽快なドラムに大満足。着券で69枚。ライブスペースJamで打上げ。
・22日 渡部ギュウ演出・プロデュース「組曲虐殺」仕込み。役者・スタッフは「あいぱる」に宿泊。
・24日 「組曲虐殺」本番。井上ひさし最後の作品を、仙台の若手役者が堂々と演じる舞台に惜しみない拍手。
・30日 久しぶりに「昼下りのステージ」、回を重ねて21回目。「ギターの音色と響き~塗さんのギター演奏と講座」。川西町地域起こし協力隊第1号の塗さんのユニークなギター演奏。
2023年10月
・1日 子ども演劇教室前期定期公演「カランコロンの泉は不思議がいっぱいだぞ‼」。入場者150人。保護者が裏方さんを手伝ってくださる。
・3日 井上ひさし書斎移築工事の第1回打合せ。
・7日 井上ひさし研究会「文学サロン2023 コントのヒント~井上ひさし創作ノートから」。案内役は遅筆堂文庫学芸員の遠藤敦子。
・8日 プラザ寄席vol.40「柳家花緑独演会」。今年2回目のプラザ寄席も40回を数える。家緑師匠の名人芸にほろりとする場面も。193人入場。
・13日 プラザの座楽vol.10「シェイクスピアはなぜ面白いか~言葉と出会う、人と出会う演劇の魅力」。講師は演劇プロデューサー・演出家の笹部博司さん。笹部さんは新潟市の「りゅーとぴあ」の芸術監督を長く務め白石加代子の「百物語」プロデューサー、今回は文化庁助成金の関係で事前トークがセットになっているため座楽に組み入れた。参加者のセリフ体験もあるワークショップとなった。
・25~27日 遅筆堂文庫館長、副館長が鎌倉出張。井上ひさし宅から「書斎」移築のための事前調査。
・29日 映画「あん」上映会、午前午後の2回上映に合計330人が鑑賞。早稲田大学理工学部建築学科一行17人が視察。
・30日 二市二町行政相談員が視察研修来館。
2023年11月
・1日 台東区区議会議員が視察。吉里吉里忌プレイベント、川西中学校創立記念式で井上ユリさんが講演。町芸術文化祭展示部門の展示準備。
・2日 町芸術文化祭開会式。
・3日 芸術文化祭公演開催。
・3日 読み聞かせボランティア団体「絵本読み隊」が全国優良読書グループ表彰を受賞、町教育長に報告。賞品の一部を町立図書館の児童書購入費に寄付してもらう。
・11日 川西町音楽見本市。玄関前の雪囲い作業開始。
・14日 川西中学校合唱祭。遅筆堂文庫館長、町生涯学習担当と17日まで鎌倉出張、井上ひさし宅の書斎物品、蔵書等の搬出準備。
・18日 運送会社により「書斎」の机、本棚、蔵書等がギャラリーに到着する。
・19日 プラザの座楽vol.20絵本作家のあるほなつきの「本をつくって旅をする」。写真作家あるほさんと画家のなつきさんのコンビによる絵本づくりワークショップもあって楽しい90分。
・21日 「白石加代子の阿部定~百物語 阿部定事件予審調書」公演。終演後、笹部博司さんと白石さんのアフタートーク。秋田、仙台と県外からのお客様も多数。着券247人。
・22日 スイスからご夫婦の文庫視察者。以前井上ひさしを担当していたという編集者の方。置賜農業高校芸術鑑賞会で古川孝さん「父と暮せば」公演。
・26日 菜の花座秋の定期公演。
・28日 町の「ゆうゆう大学講座」閉校式。
2023年12月
・1日 「パートタイマー秋子」会員先行予約開始。
・2日 コロナワクチン接種、今年度最終日。令和5年度は合計18日間、合計で2,597人の方がプラザでワクチン接種を受けた。この日で最後。接種用備品として使用された台車、トランシーバーをプラザでいただくことになり感謝。
・2日~22日 リサイクル本フェアをロビーで開催。
・3日 NPO法人 かわにし文化広場理事会。
・8日 「パートタイマー秋子」一般発売開始。主演が沢口靖子とあってチケット予約が順調に進む。完売まであと何日か。
・10日 プラザの座楽vol.21「音楽の扉を開ける」。トークは片倉尚さん。ライブハウス経営、自社の社長、浴浴センターまどか社長と多忙を極める片倉さんの音楽人生を聴く。
・16日 今年最後の「大音量で聴くジャズの名盤」。参加者からレコードの寄贈相次ぐ。朗読倶楽部「星座」の仕込みと稽古。
・17日 朗読倶楽部「星座」公演。「ぬくい山のきつね」「藪の中」。まるで朗読とは思えないほど。参加者の小学生、入ったときは3年生、来年4月からは中学生になる。終演後、ギャラリーにて打上げ。古川孝さん「父と暮せば」100回公演達成の祝賀会も兼ねる。
・18日 雪が積もる。自宅では今年初めての除雪機出動。
・23日 「ハラミちゃんコンサート」。音楽事務所GIP主催、プラザは共催。昼過ぎからファンが来館。チケットは完売。ロビーではハラミちゃんグッズが多数販売。超絶技巧のピアノ演奏がホールいっぱいに響く。照明もファンタスティック。
・28日 今年最後の勤務、全員勢ぞろい。ホールピアノを毛布3枚で包む。午後から大掃除か小掃除して来年に備える。