(写真:遠藤勝則)


(写真:遠藤喜一)


第11回 吉里吉里忌2025無事終了いたしました。


伊東四朗の「軟」、赤川次郎の「硬」のバランスが絶妙でした。


生粋の下町っ子である伊東さんの記憶から蘇る浅草の様子から始まって、てんぷくトリオとその専属コント作者だった井上ひさしの若き日々。才能はある、しかし原稿はこない、その原点もここにありました。「オチた」はなしも「オチなかった」はなしも、しかし場内爆笑。坂本九主演の「九ちゃん!」ほか当時の番組映像がまったく残っていないなかで、大変貴重な証言をいただきました。
笹山敬輔著「笑いの正解 東京喜劇と伊東四朗」用意したぶんが完売! ぜひ皆さん機会をみつけてお読みになってください。
 
 
赤川さんの少年時代を今回初めて知るひとがほとんどだったと思います。
井上ひさしとは事情が異なるものの、同じように「父親不在」が結果として超人気作家の原点だったとも言えるのではないか。そして二人は社会観において共振します。 「女性を守るということは憲法を守るということ」。私たちなりのやりかたで若い人に発信し続ける。あきらめずに言い続けることが大事。若い人の味方でいたい。説教にしないで、今の世の中の事について考えられるように。等々、大事なメッセージをいただきました。
バトンリレーはまた来年引き継がれます。
 
(文・井上恒)


(写真:遠藤喜一)


2025.2.26撮影時(無断転写禁止)


(写真:遠藤喜一)


(写真:遠藤勝則)


(写真:遠藤喜一)


(写真:遠藤勝則)


お越しいただきました皆様、ありがとうございました。


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