プラザの座楽「妖怪を見た男」が開催されました。
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今回で13回目を迎えた、プラザの座楽。
近代建築界の巨人【伊東忠太】について、山形テレビディレクターの庄司勉さんにお話していただきました。
最初は、2005年に山形テレビで放送された「妖怪を見た男」の上映が行われ、その後、庄司勉さんと本間利雄設計事務所 +地域環境計画研究室 研究員の千葉春花さんを聞き役に迎え、建築家としての伊東忠太から妖怪漫画家としての伊東忠太まで様々なお話をお聞きすることができました。
伊東忠太が手がけた建築物の中に潜む「妖怪」たちは、今見ても古さを感じさせません。むしろ、日本の妖怪文化の先駆けのような存在です。
上杉神社をはじめ築地本願寺や一橋大学など、お話を聞きながらもう一度じっくりと見て見たいと思いました。
(コロナがもう少し落ち着いたらぜひ行ってみたいです。)
さらに、知られざる忠太の業績として、文化財保護や、沖縄の首里城の取り壊しを食い止めるなどがあります。
晩年の疎開先であった川西町でのフィールドワークなどもお話され、「好き」なものをとことん探求していった伊東忠太の生き方はとても魅力的でした。
忠太が川西町に疎開していた時期と井上ひさしが少年時代を川西町で過ごした時期が被っていることにも触れ、「もしかしたら、どこかですれ違っていたりしてたらおもしろい」などの庄司さんならではの持論もお話され、私もつい想像力が膨らみました。
トーク終了後には、来場者の方からの質問にも丁寧にお答えいただき、とても楽しい時間となりました。
庄司さん自ら持参いただいた、伊東忠太の関連本を来場者の方々も手に取り熱心に見ていました。