映画「瞽女GOZE」 | 劇場・ロビーイベント

この催しは終了しました

開催日: 2021年10月31日（日）
時間: ①午前の部10:00〜12:30　②午後の部14:00〜16:30（上映時間１時間５１分）
場所: 川西町フレンドリープラザ・ホール
料金: 一般1,200円、ペア2,000円、小中高生無料《自由席》

※未就学児は入場できません
【チケット取扱い】川西町フレンドリープラザ、浴浴センターまどか、かわにし森のマルシェ

遥かなる愛と光の豊穣な世界　最後の瞽女ハル

川西町朴沢の「土礼味庵」（どれみあん）でも撮影されました。地元の方もエキストラで出演！

私が最後の瞽女と言われた小林ハルさんの映画を監督したいと思い立ったのは2003年1月のことでした。テレビ番組で初めて瞽女・小林ハルさんの存在を知ったのです。その時私は、彼女の過酷なまでの生き様に強い衝撃をうけました。しかもその結末に私は涙を止める事の出来ないしかも心地よい感動を受けたのでした。盲目のハルさんは言う「もし次の世に生まれたら虫でも良い明るい目を持って生まれてぃなぁ」と。この言葉の重みを本当に理解できるのは視覚障害者の人たちだけでしょう。この映画は子供からお年寄りまで観て頂ける映画として、小林ハルさんを通し、世界の人々に生きる事の喜びや楽しみを伝えたいと考えています。（瀧澤　正治）

ストーリー

生後３ヶ月で失明したハルは２歳のとき父と死別。盲目のために７歳で瞽女になる。瞽女になったときから、それまでは優しい母だったトメは、心を鬼にしてハルを厳しく躾ける。それは、母親が子を思う愛情の深さだった。その母親の優しさに気がつかないまま８歳でフジ親方とともに初めて巡業の旅に出る。その年、病が悪化してトメはこの世を去る。死別の際、ハルは自分をいじめた鬼である母親に涙一つ流さなかった。
過酷な瞽女人生の中でハルは意地悪なフジ親方からは瞽女として生き抜く力を、サワ親方からは瞽女の心を授かるのである。ハルは言う
「いい人と歩けば祭り、悪い人と歩けば修行」と・・・・
こうしてさまざまな困難を経て親方になったハルは初めて幼い弟子ハナヨを迎い入れる。
何も知らないハナヨを瞽女として生きていけるようにと厳しく躾けをしたとき、自分の幼い頃母から鬼のように厳しく躾けられた姿が走馬灯のように浮かび上がる。
このとき、ハルは自分を愛してくれた母親トメの慈愛の深さを知る「カカさ・・・あり〜がとう・・・」
ハルは母親に感謝の涙を流すのであった。

午前の部

瞽女唄・小関敦子　10:00

映画上映　　　　　10:15〜12:06（１時間５１分）

瀧澤正治監督挨拶　12:10〜12:30

午後の部

瞽女唄・小関敦子　14:00

映画上映　　　　　14:15〜16:06（１時間５１分）

瀧澤正治監督挨拶　16:10〜16:30

瀧澤正治監督

1949年2月3日東京生まれ
1980　東映株式会社入社ＣＭ企画演出部
1984　フリーランスとしてＣＭ演出に携わる
1988　有限会社キッズ設立
2004　新社屋キッズビルに移転
2006　株式会社に改組～現在に至る
【映画作品】
2003「ベースボールキッズ」脚本・監督・プロデューサー／2009「少女戦士伝シオン」脚本・監督・プロデューサー／2002～2018「劇場版名探偵コナン」エンディング映像（実写）演出／2015「短編映画バイキン」脚本・監督・プロデューサー
【アニメーション作品】
2011「おまえうまそうだな」監督
【その他作品】
2008「キッコーマン樽づくり篇」経済産業省金賞受賞／2009「Sammy 企業史ドラマ」主演：西岡徳馬／2010「経済産業省第一回モノづくりツアー」／2011「経済産業省セーコン物語」主演：綿引勝彦／2013「警視庁劇場用ＣＭ携帯電話のフィルタリング」主演：舞の海／2014「警視庁窃盗防止ＰＶ］「国民保護ＰＶ」　等他多数